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グランドパッキンの交換方法は?費用についても詳しく解説!
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2022年11月30日
水道ポンプには必ず使用されているといっても過言ではないグランドパッキン。
グランドパッキンが漏水してきたのでそろそろ交換したいと考えている方も多いでしょう。
そこで今回は、グランドパッキンの交換方法について詳しく解説します。
グランドパッキンを交換する際の費用例や自分で交換する際の手順についても解説しているので、ぜひご覧ください。
そもそもグランドパッキンって何?
グランドパッキンとは、ポンプの内側の主軸が貫通する部分から加圧水を外に出さないために設置された特殊繊維に潤滑油を染み込ませた滑り止めです。
グランドパッキンは常にパッキン押さえで締め付けているため、徐々に摩耗してすり減ってしまい使用できなくなります。
使用できなくなったら、新しいグランドパッキンと交換する必要があります。
ちなみにグランドパッキンには、以下の4つの種類が存在していますよ。
● プレートパッキン:繊維糸を組み込んで紐状にしたものに潤滑剤を処理したグランドパッキン
● 積層パッキン:布とゴムを交互に積層して巻き込んだグランドパッキン
● 金属箔パッキン:金属箔のリボンを使用して適当に巻き重ねたり組み込んだりしたパッキン
● 黒鉛パッキン:黒鉛のテープやシートを使用して作られたグランドパッキン
ちなみにグランドパッキンには、プレートパッキンが多く使用されています。
グランドパッキンの調整方法
グランドパッキンから漏水を抑えられないのであれば、一度パッキン押さえのナットを強く締めて漏水が収まらないかを確認しなければいけません。
まず、パッキン押さえのナットを1/16回転~1/8回転ほど締めましょう。
それぐらい締めれば、ある程度の漏水は抑えられます。
もし、パッキン押さえがこれ以上締まらなくなっても、グランドパッキンからの漏水が収まらない場合は、グランドパッキンの交換を検討しなければいけません。
グランドパッキンの交換方法
グランドパッキンを交換する際は業者に依頼するのが一番よいですが、業者に依頼するとコストがかかってしまいますよね。
このようにグランドパッキンを業者に依頼せず、自分で交換したいと考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
取り外し方
グランドパッキンを取り外す際は、以下の手順で行いましょう。
1. グランドパッキンを取り外すとポンプの内部から水が出てくるため、あらかじめポンプ内の水を出しておく
2. 千枚通しを中心とした細くて固くて尖った道具を使用してグランドパッキンを取り外す
3. グランドパッキンの取り忘れがないかを確認した後、取り外しが完了
上記の手順を参考に、グランドパッキンの取り外しを行ってくださいね。
取り付け方
グランドパッキンの取り外しが完了したら、新しいものを取り付けなければいけません。
新しいグランドパッキンを取り付ける際は、以下の手順で行ってください。
1. 4枚のグランドパッキンのそれぞれ90度ずつ切り口をずらして挿入する
2. ポンプの両側に規定のグランドパッキンを挿入できたらパッキン押さえを元に戻す
3. パッキン押さえを元に戻す際は手で締める
4. 手締めが完了したらポンプ内に水を満たした後、ポンプの運転準備を行ってからポンプの起動を行う
5. 最後にパッキン押さえのナットをスパナで締めていき、両者のグランドパッキンの調整を終えたら完成
上記の取り付け方を参考にし、適切にグランドパッキンの交換を行いましょう。
グランドパッキンの修理を業者で依頼した際の費用例
ここでは、グランドパッキンの修理を業者に依頼した際の費用例を解説します。
業者によってかかる費用は大きく異なるため、いくつかの業者の見積もりを行ったうえで業者選びをする必要があります。
例えば、トイレの止水栓の水漏れ修理であればパッキン交換15,000円、部品代550円で合計15,550円かかる場合が一般的です。
本記事を参考にしてグランドパッキンの費用をあらかじめ用意してから、業者へ修理依頼をしましょう。
グランドパッキンの交換頻度
ここでは、グランドパッキンの交換頻度について詳しく解説します。
グランドパッキンの交換頻度を把握すれば、いつ頃買い替えればよいのかが理解できるでしょう。
グランドパッキンの交換頻度は約1年間です。
ただ、グランドパッキンを増し締めしても水漏れが止まらなかった場合は、新しいものに交換してから1年経過せずに買い替えてももちろん大丈夫です。
もし、1年以上経過してグランドパッキンからの水漏れが起きなかったとしても、いつ水漏れするのか分からないので交換したほうがよいでしょう。
ここで解説した交換頻度を参考にして、グランドパッキンを交換してくださいね。
まとめ
グランドパッキンを交換するのであれば、自分で交換するよりも業者へ依頼したほうがよいです。
専門知識がない方がグランドパッキンの交換を行えば、さらに漏水がひどくなる可能性があるからです。
ただ、専門業者へ交換を依頼するのであれば、最低でも3社から見積もりを取った後に依頼したほうがよいでしょう。
手抜き工事をする業者もいますし、通常よりも高額な料金でグランドパッキンの交換を承っている業者もいるからです。
本記事を参考にし、グランドパッキンの交換をして漏水が収まるようにしましょう。
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