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【水道設備工事】必要資格や種類と水道工事店に依頼すべき理由を解説

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2022年11月20日

「水道設備工事はどこに依頼すればよい?水道設備工事の仕事に就くにはどうすればいいの?」
そのような悩みはありませんか?

この記事を読めば、水道設備工事を行うにはどのような資格が必要か確認することができます。
これによって工事を依頼したい方は依頼すべき会社や、また水道工事の仕事がしたい方はとるべき資格を把握することができるでしょう。

ぜひこの記事を読んで、水道設備工事の依頼や、あるいは資格はなにが最適かを確かめてみてください。

【水道設備工事】必要資格や種類と水道工事店に依頼すべき理由を解説

水道設備工事|知りたい!依頼できる業者

水道設備工事は各自治体の水道局に指定された指定給水装置工事事業者(水道工事店)が行います。
水道設備工事には高度な技術と管理が求められるので、指定業者に依頼の必要があるのです。

各自治体のホームページから、お住まいの地域の「水道局指定工事店」の一覧が調べられます。
工事を希望されるときに、指定給水装置工事事業者の水道工事店を探すのに便利なのでぜひ活用してみてください。

水道設備工事|依頼できるところが限られる理由

水道局から「指定給水装置工事事業者」の指定を受けていないと、水道設備工事はできません。
トラブルを避けるためには水道工事はしっかりと知識が技術を持っている業者が実施する必要があるからです。

具体的には、以下のようなトラブルを避けるために指定制度を設けています。

● 技術不足による施工不良で起きた漏水事故
● 飲料に適さない水による健康被害

上記のトラブルを避けるために水道局が基準をクリアした業者を指定業者として指定しています。

勝手な給水管の設置や移設、増設などのDIYは違法行為になるので注意してください。
資格がなくてもできるのは、蛇口のパッキン交換やシャワーヘッドの交換など「配管」に直接かかわらない部分の修理のみになります。

水道設備工事|教えて!求められる条件とは?

指定水道工事店の規模は全国規模から地元の整備屋さんまでさまざまですが、全国共通の基準があります。
以下ではそれらの基準を紹介します。

業者側に必要な条件3つを紹介

指定給水装置工事事業者制度の基準は以下の3つとなります。

● 事業所ごとに「給水装置工事主任技術者」をおく
● 厚生労働省が定める機械や器具を所有する
● 不正や不誠実な行為をする恐れに該当しない

この基準を満たせていない場合には、水道局から「指定給水装置工事事業者」の指定は受けられません。

必要な資格を紹介

水道工事に従事する方が持っておくとよい資格は以下のような資格です。

● 給水装置工事主任技術者
● 管工事施工管理技士
● 排水設備工事責任技術者

上記の給水装置工事主任技術者は実務経験3年以上が受験資格となっています。
給水装置工事主任技術者は、指定給水装置工事事業者になるためには事業者ごとに資格所有者がいなければならない重要な資格です。

資格も大切ですが、水道工事に求められるのは「経験」でしょう。
水道設備工事を段取りよく行い、的確な施工を行ったりするには経験が重要です。
依頼をする際には資格の有無だけでなく、実績も確認しておきましょう。

水道設備工事|いくつ種類があるの?4つの種類を紹介

水道設備工事といっても、以下のように大きく分けて4つの種類があります。

● 新設工事 新たに給水装置の設置をする
● 改造工事 給水管の経路を増やす、水洗の増設など
● 撤去工事 取り外す工事
● 修繕工事 部分的な破損の補修

このような水道設備工事は、「指定給水装置工事事業者」の指定を受けた水道工事店で行う必要があります。

水道設備工事|教えて!4つの選び方のポイント

水道設備工事を依頼するにあたって、「指定給水装置工事事業者」に指定されている業者であるのは絶対条件となりますが、ほかにも選び方のポイントがあるので紹介します。

選定の際には以下の4つのポイントをチェックするとよいでしょう。

● 複数社から見積もりをとり、料金比較をする
● 事前に見積もりや工事期間、内容についてしっかり説明してくれる
● 夜間・休日の対応の場合、別料金がかかるか確認する
● 老朽化の場合は、一部修理でよいか確認・説明してくれるか

当然ながら、料金や工事内容、工事期間などをしっかり説明してくれる業者の方が安心できます。
4つのポイントをしっかりと確認すれば、あとからトラブルになる可能性も低くなるでしょう。

水道設備工事|知りたい!料金相場を紹介

電話相談や点検見積もりなどは無料でやってくれる業者も多くあります。
まずは、見積もりが有料か無料か確認しましょう。

一般的な水道設備工事の料金相場は以下のようになっています。

給水管の引き込み 30万円~50万円
室内配管 10万円~20万円
水回りの水漏れや詰まり 5,000円~4万円
下水道排水工事 20万円~50万円
浄化槽設置工事 90万円~100万円

給水管の引き込みは、水道管からの距離やアスファルトの厚みなどによっても料金が変動します。
あくまで相場なので、実際に水道設備工事を依頼する際には見積もりをお願いしましょう。

まとめ

水道設備工事を行うには、指定給水装置工事事業者になる必要があると今回はご紹介しました。

水道設備工事を依頼する場合には指定業者かどうか確認するようにしましょう。
指定業者である確認と、紹介した4つの選び方ポイントを参考に水道設備工事を依頼する先を検討してください。

また、指定業者になるためには、有資格者が必要であることも忘れてはなりません。
水道設備工事の仕事に従事する方がとっておきたい資格についても今回ご紹介しましたので、水道設備工事従事者を目指す方はぜひ検討してみてくださいね。